【サークル勧誘のコツ】我々が部員不足を解消した「2つの取り組み」

スマホとPC

こんにちは!

今日は、部員獲得のための手法についてご紹介したいと思います。

部員の少なさに困っているラグビーチームも多いと思いますが、

数年前から最近まで、我々もそういった状況でした。

チーム内の連絡手段は、部員限定のFacebookグループと、メーリス。

たまに部員が増える要因と言えば、

まれにホームページに入る問い合わせメッセージと、

部員が時々連れて来る友人、といったものでした。

練習に集まる人数は、

良くて10人、少ない日は4人…。

4人でどうやってラグビーの練習をしろと言うのでしょうか?笑

もうそんな状況はごめんだ!

と思って、本格的に部員募集方法を見直したのが2019年。

その振り返りを、今日は私たちのチーム

「日比谷サンシャイナーズ」の事例をもとにご紹介します。

「勧誘活動をした」というよりは

「ラグビーをやりたいと思っている人に、我々が部員を募集しているという情報を届けることができた。」

という方が正しいと思います。

やったことは主にこの2つです。

■ SNSの活用

■ 「スポーツやろうよ!」への登録

なんだ、それだけかよ!と思われたかもしれません。

そうなんです。

我々も日々の仕事を抱えているので、

手の空いている時間で、スマホでサクッと、負担なくできる手法を取りました。

結果今では、

毎週約30人のメンバーが集まって練習しています。

マネージャーも2名増えました。

2018年と2020年の練習人数比較
2年間でこんなにメンバーが増えました。

SNSの活用

まずは、事前に設定したSNSを行う目的についてご紹介します。

  1. チームの雰囲気を外に伝える
  2. 部員のモチベーションを上げる

1.チームの雰囲気を外に伝える

我々の練習の様子、部員の顔、BBQなどのイベント活動など、

チームの取り組みを外に見せる事が目的です。

ホームページだけですと、コンテンツの更新と量に限界がありますし、拡散性がありません。

SNSの力が必要だと判断しました。

ソーシャルメディア

世の中には、複数のSNSを使いこなす人も多くいますが、

  • Twitterばかり見ている人
  • Instagramばかり見ている人
  • Facebookばかり見ている人

もまた、多く存在します。

我々はとにかく「ラグビーをやりたいと思っている人」とのタッチポイントを増やすべく、

これら3つのメジャーなSNSをすべて活用することとしました。

2. 部員のモチベーションを上げる

自分たちの取り組みが、自分のチームのSNSにアップされるって、

部員からしても、見ていて楽しいじゃないですか。

家族や友人に

「おれこんなチームでプレーしてるんだよ」って見せやすいですし。

家族に安心してもらうためのツールだったり、

友達を誘う時のツールとして使ってもらう。

そんな位置付けでもありました。

Instagram

Instagram

日比谷サンシャイナーズInstagram

まずはInstagramからご紹介。

このInstagramがSNSの中で一番機能しています。

見学希望のメッセージもよく届きますし、

数値的にも高い成果が出ています。

関連ハッシュタグを多くつけて、たくさんの潜在層に届くよう工夫しています。

選手の表情、練習の様子、練習後のランチの様子、写真、動画…

我々のチームの魅力を様々な角度から見せるようにしています。

我々のチームの「カタログ」というイメージで運用しています。

Twitter

Twitter

日比谷サンシャイナーズTwitter

実は、なかなか苦戦しているのがTwitterです。

Instagramほど、見学希望に直接的につながってはいませんが、

Twitterをメインで見ている層に向けて、コツコツ運用しています。

Twitter上で盛り上がっている話題に触れたり、

練習の中止情報などタイムリーな配信をしているところが、

Instagramとの違いです。

RT やリプライ機能を活用して、他のアカウントに絡んでいく、というのもTwitterだとやりやすいですね。

そんな簡単にバズったりはしません。

「Twitterをよく見ている人」を想像して、チューニングしながらコツコツ続けるのが大切です。

Facebook

Facebook

日比谷サンシャイナーズFacebook

Facebookはほとんど拡散しません…!

さらに、Facebookの仕組み上、企業や団体のアカウントは、フォロワー以外のタイムラインに表示されにくい仕組みになっています。

となると、誰が私たちのFacebookを見ているのでしょうか?

それは、我々部員やOBといった、主に身内の方々です。

それでいいんです。

転勤や家庭の都合で練習に参加できなくなったメンバーやOB、

仕事が忙しくて最近参加できていないメンバーなどをイメージしながら、

最新の活動内容を届けているつもりで運用しています。

ただ、Facebookは関係者閲覧が多いという事で

必要最低限の稼働で対応するべく、

Instagramのコンテンツを流用していることが多いです。

やっぱりSNSを3つも運用するのは大変です。

面倒臭くなってやらなくなるより、

手間を減らしてでも継続させる方が重要と考えています。

SNSでの写真撮影のコツ

よりSNSが効果的に機能するかどうかは、

写真と動画

が重要になると思います。

例えばよくある悪い事例が

集合写真の羅列

何をやっているかわからないくらい引きで撮った練習風景

です。

集合写真ももちろん、どんな人がいるのか見えるのでコンテンツとしてはアリですが、

そればっかりになってしまうと、チームの活動の様子が見えません。

どんな練習をしているのか?

チームの雰囲気は?

練習以外ではどんな活動をしているのか?

見学を検討している人はそんなことも気になると思いますので、

様々なシーンを発信していきましょう。

練習シーンの全体をフレーム内に収めるべく、

思いっきり引きで撮っている写真もよく見かけますが、

そこに映っているのは

いるのかいないのかわからない人の影と

まばらな河川敷の芝生たち…

悪い写真の例

こういった写真ばかりなのも良くないですね。

練習を撮影するなら、寄りの写真・動画の方が雰囲気が伝わりやすいです。

我々にはありがたい事にカメラが得意な女子マネージャーが加入して日々写真を撮ってくれていますが、

その前は私が練習しながらスマホで撮影していました。

それはそれで大変でしたが、タッチフットの中から動画を撮ったりと、

選手兼カメラマンの特性をいかして、より近くで撮影することを心がけていました。

スポーツやろうよ!への登録

スポーツメンバー募集サイト|スポーツやろうよ!

これは、スポーツのチームを探すのに使われる掲示板サイトです。

サッカー、バドミントン、バレーボールなど、全国のクラブチームがメンバー募集に活用しています。

このサイトでもSNSと同様に、

チームの魅力やユニークネスが伝わる文章を掲載し

写真も多めに登録しています。

そのクラブの売りと活動内容を、わかりやすく見せることが大切です。

ぜひ登録しておくことをお勧めします。

定期的に情報の更新も行いましょう。

このサイトから来てくれたメンバーに聞いてみると

「Instagramも見てました。」

「Twitterも見てました。」

と言うメンバーもいます。

SNSは、こうして間接的な効果も及ぼしていたと言えます。

さらなる相乗効果

そうして部員が少しずつ増えてくると、

友達を連れて来るメンバーも、多くなってきました。

友達を連れてきてもちゃんと練習ができるし、

自信を持って連れてこれる環境が整ったためだと思います。

友達連れてきて、参加者4人だと気まずいですもんね…。

結果 / まとめ

問い合わせ見学
Instagram4件6件
Twitter0件1件
Facebook0件0件
スポーツやろうよ!9件6件
チームのホームページ3件5件
紹介など0件13件
合計16件31件

2018年からこれまでの結果はこのようになりました。

最終的な申し込み導線となった部分の数をカウントしていますので、

例えば

Instagramで興味を持って、ホームページから申し込んだ。

という部員もいます。

これはホームページでの1件とカウントしますが、数字には表れない成果をInstagramが発揮しているわけです。

今シーズン新しく増えたメンバーの中には、

昨年のワールドカップを見てラグビーを始めてみたくなった、という者も多くいます。

ワールドカップの後、ラグビースクールへの子供たちの申し込みが急増したと聞いていましたが、

プレーしたくなったのは子供たちだけではなかったようです。

これは新たな発見でした。

新しく来てくれた女性マネージャーも、

「学生時代ラグビー部のマネージャーをしていたが、またラグビーに関わりたくなった。」

と言っていました。

このように、ラグビーを始めようとする人、再開したいと思っている大人は、まだまだたくさんいると思います。

そうした人たちの受け皿となって、ラグビーファミリーを増やしていく事が

我々草の根レベルのラグビーチームの役割でもあるのではないでしょうか?

またそうしてチームを探している人に「うち人を募集してるよ」という情報を届けることが重要で、

今回ご紹介した簡単な手法でも、それが可能にすることができると思います。

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