【選手時代②】選手から社員へ。29歳で受けた「戦力外通告」!そして引退!

戦力外通告を受ける

引退の理由を聞かれて、

戦力外通告を受けたんですよ~!

と答えると、だいたい嫌な空気になってしまうマジックワード。

毎年シーズンオフになると何名かの選手が「戦力外通告」を受けます。

春になるとルーキーや移籍選手が入って来るので、その分人を減らさなければならないのです。

当時は強化のためにどんどん選手を採用していたので、入れ替わりが激しい激動の時期でした。

その期間にチームスタッフから電話がかかってくると、それは引退を意味する

魔の一週間

のような期間が当時あって

2012年の春先、仕事をしていた私の元に、いよいよスタッフから電話がかかってきました。

「あぁ、来たな…」

オフィスにある小部屋に呼ばれると、監督とスタッフが座っていました。

「申し訳ないが選手としては今シーズンで終わりだ。今まで本当にありがとう」

と。

伝える方もつらかったと思います。

私は試合の出場数も多く無かったですし、むしろ力を出し切った感があったので、

納得感のある通告でした。

むしろ、今まで苦楽を共にしてきたチームには感謝しかありませんでした。

「新しい人生の始まりだ!」

と意外と前向きだったのを覚えています。

引退時のリリース。
https://www.ntt.com/rugby/archive/topics/120316.html

※私の写真、これしか無かったんだろうか…w

7歳~29歳まで毎日のようにやってきたラグビーがパタッと終わりを告げました。

土日がまるまる自分の時間だ、ということがとても新鮮でした。

仕事一本に精を出す生活

選手時代の仕事時間は、週5日のうち、1日がフルタイムで勤務、残りの4日はお昼までの勤務で、午後は練習。

引退後は、これが当然すべてフルタイムの勤務になります。

私は人材育成業務を担当していました。

社員の育成や、組織間課題の解決を目的とした研修やイベントの企画が主な業務内容です。

NTTコムに来てからは商品すら扱ったことが無かったので

むしろ自分が育たなければ…

というか育成される立場、逆じゃなかろうか…

などと思いながら業務に取り組んでいました。

そうした環境でまる1年仕事をしているうちに、

「何かスポーツに関わる仕事がしたいな。」

と思うようになりました。

明確な目標も、具体的な仕事内容も特になく、ただ漠然とです。

ずっとラグビーをやってきたし、通信キャリアの仕事よりスポーツに興味があったという単純な理由です。

でも、果たしてスポーツの仕事って飯食っていけるのか??

そもそも、どんな仕事があるんだ?

まず情報を集めてみようかな。

そんな思いから、

スポーツビジネスに関するセミナーに参加したり、メルマガを購読したりして、情報を集めるようになりました。

そうした活動の中で、私のキャリアに大きな影響を与える方と出会います。

戦力外通告を受ける
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