リーダーや幹事役なんかをしていて、
誰かに頼むより、自分がやっちゃった方が早い
という方、多いのではないでしょうか?
僕もそうでした。
以前このことを上司に
『「自分がやった方が早い」症候群にはなるなよ』
と言われたことがあって
自分がその症状に陥っていたことがあるのですが、
今日はその事について。
![](https://conversionliferg.com/wp-content/uploads/2020/12/pexels-inzmam-khan-1134204-1024x705.jpg)
誰かに仕事を頼むのって、
・これまでの経緯
・関わっている人たちについて
・仕事の目的
なんかを説明しないといけないわけで、
けっこう面倒くさいわけです。
だったら自分でやっちゃえ!
となりがちです。
僕はこれまで「くそ真面目」な性格もあって
子供の頃から
キャプテンだったり、リーダー役に祭り上げられることが多くありました。
決してリーダーシップがあったわけではないかったと思います…!
僕は、どうしても人に頼る事ができなくて
何かと自分一人でこなそうとして、
いっぱいいっぱいになることが多くありました。
そうなってしまったら最後、
リーダーシップは失われ、
中途半端な成果しか残してこれませんでした。
![](https://conversionliferg.com/wp-content/uploads/2020/12/luis-villasmil-mlVbMbxfWI4-unsplash-819x1024.jpg)
そんなことも多くありましたが、
ここ数年で気がついたことがあります。
(気が付くの遅いなぁ)
それは
協力してくれる人を増やす
その人たちにとにかく手伝ってもらう
ということ。
これが重要だと気が付いて、実行してみて、
感じた点はこの3点です。
① 手が空くので考える時間ができる
いろんな作業を協力者に任せることで、
自分の時間ができます。
そこで、様々な作業の進捗を管理したり、
さらに次にやることや、
新しい取り組みなんかを考える時間ができます。
バタバタ忙しくしているリーダーより、
どっしり構えて先を見据えた判断ができるリーダーの方がいいですよね。
忙しいと心の余裕もなくなって、
イライラしてしまいがちですし。
② 協力者を参加者にすることができる
なにか新しいことをやろうとすると、
「手伝えることがあれば言ってね!」
という協力者が現れる事ってありますよね。
ありがたい話です。
しかし具体的に何かお願いしない限りは、
その人も何を手伝ったらいいかわからず
気が付くとスーッといなくなっていることがあります。
これ、何度も経験しましたし、見てきました。
ご好意を無駄にしてしまっているパターンです。
そういった協力者が表れた場合には、
僕はなるべく早く具体的に手伝ってほしいことを伝えて
一緒に動いてもらいます。
そうすると、その協力者も今度は参加者となり
さらにやる気が高まり、
心強い仲間となっていきます。
③ 参加者が増えていく
例えば僕が幹事役を務めた、中学校同窓会の話。
同窓会用のLINEグループを作ったのですが、
多くの友人の協力もあり、LINEグループに参加する同級生も
少しずつ増えて行きました。
最初は僕が幹事として多くの同級生を集めるべく、
そのLINEグループで何度も参加の呼びかけを行いました。
「同窓会、まだまだ参加者募集中です!」
「当日は〇〇先生も出席してくださることになりました!」
しかしある一定数を天井に、
呼びかけをしても一向に参加者が増えて行かない事態に直面。
LINEグループに人はいるものの
参加者数は増えていかない。
そこで僕は、この出席を募る呼びかけを他の協力者に依頼しました。
当時発言力のあった男子や、人気者だった女子など。
すると、僕が発言しても参加にならなかったメンバーが、
彼らの呼びかけによって徐々に増えてきたのです。
要は、幹事だけが盛り上がっている感を払しょくさせたのです。
個別での声掛けもしてもらうよう、色んな同級生お願いしました。
すると、
あいつが行くなら俺も行こうかな。
〇〇ちゃんが行くなら私も参加しやすいな。
そんな雰囲気が醸成されて
参加者がさらに増えて行きました。
![](https://conversionliferg.com/wp-content/uploads/2020/12/pexels-fauxels-3182812-1024x683.jpg)
僕は明治大学ラグビー部で(部員は全員寮生活)、
「寮長」を4年生の時に勤めました。
要は、ラグビー部の風紀委員長です。
副寮長2名と合わせて3名で、
部員約90名の風紀を改善しようと試みました。
就寝時間や生活スタイル、寮の掃除など。
当時は部員の生活がだらしなく、それを改善したかったのです。
しかし、意気揚々と寮長を立候補したものの、部員の意識改革はできませんでした。
今思えば、これは
「自分でやった方が早い」症候群
が思いっきり症状として現れてしまった失敗例です。
副寮長もうまく巻き込めず、
規則作り、買い出し、呼びかけなど、なんでも自分でやりました。
今思えば、副寮長のみならず、
各部屋やフロア、学年に担当を設けるなどして、
もっと細かく多くの仲間に役割を持ってもらうべきでした。
仕事に限らず、
いろんな局面で僕たちは
チームで何かを推進してくことが求められることがあります。
父母会だったり、マンションの理事会だったり。
飲み会の幹事だったり。
そんな時に、
「自分でやった方が早い」症候群
をぐっと抑えると
物事がよい方向に進んでくれるかもしれません。