会社を辞めて起業するというのは、やはり勇気がいるもので、僕もなかなか踏ん切りがつかずにいました。
というか、心のどこかでは起業するという決断をすでにしていたのですが、それをポジティブな気持ちにさせてくれるものを探していました。
「大丈夫、やっていける。」
という確信が欲しかったのです。
今回は、独立にあたって自分の背中を押してくれた本を数冊ご紹介します。
はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
スモールビジネスが陥りやすい罠や、事業をスケールさせるためのステップが書かれています。
ストーリー仕立てなので読みやすい。
起業に対する心理的なハードルもいい意味で下げてくれます。
危機でも大丈夫! 「小さな会社」のつくり方・変わり方
時代の変化に臨機応変に対応できる「小さな会社」がこれからは強い。
事業の柱を複数作る。余計な費用を抑えることで少ない売上でも利益を上げられる。
パンデミックのような危機にも強い会社の作り方について解説されています。
ドラッカー理論で成功する「ひとり起業」の強化書
ドラッカーの考え方に沿って、ひとり起業に必要なポイントがまとめられています。
自分のケースを当てはめて考えてみると、やりたいこと、やるべきことが具体化されていきます。
事例紹介が多く、非常にイメージしやすいわかりやすい本です。
改訂版 金持ち父さんの起業する前に読む本: ビッグビジネスで成功するための10のレッスン
著者の赤裸々な苦労話、失敗談が紹介されています。
とにかく失敗から学べと。
ぼくはこの本を読みながら、起業するにあたっての自分のアイディアが具現化されているのを感じました。
1万円起業
こちらも小難しい表現がなく、非常に読みやすい。具体的に以下の項目に関心を持ちました。
・人の心を動かすのは製品の特徴よりもベネフィット
・顧客をヒーロをにさせる
・コンサルは10000円/1時間を目安に
などなど
ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある
お笑い芸人から絵本作家へシフトしたことで受けた批判。
恥をかき泥にまみれながらも、考えに考えを重ねてたどり着いた境地が「えんとつ町のプペル」なのだと理解できました。
一歩踏み出せずにいる人、日々の生活に刺激がない人には特におすすめの一冊。
死なないように稼ぐ。: 生き残るビジネスと人材
飲食を中心にしたビジネスのヒントを得られますが、飲食以外にも応用が効く普遍的なことが書かれていると思います。
また、小さいことにクヨクヨしているような人の悩みも解消してくれる前向きな内容になっています。
【新版】ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則
小さくても儲かる会社を作るには?
実際の企業での事例や戦国時代の事例が示されており読みやすいです。
こちらを読んで僕の戦略は「専門性に特化して絞り込むこと」に決まりました。
いかがでしたか?
僕は結局、心の中では独立しようと決めていたものの、最後の背中を押してくれる何かが欲しくて、起業に関する本を17冊読みました。
1歩踏み出すのに少し時間をかけすぎた感もありますが、僕にとっては必要な時間だったと思います。
それではまた!