転職エージェントから紹介された電通アイソバー（当時は電通レイザーフィッシュ）。
デジタル領域を得意とする会社だったのですが、
デジタルはスポーツ業界にも必要とされるスキルだし、
電通グループということは、
大きなスポーツイベントの案件に関わるチャンスもあるのでは…
そんな思いで受けてみることとしました。
いざ面接へ
NTTComの仕事を2時間年休で抜け出して、いざ一次面接。
会社から近かったので、歩いて向かいます。
出迎えてくれたのは、綺麗でおしゃれなエントランス。
テンションが上がりました…
最初の面接官は、採用を担当する女性の方でした。
基本的な志望動機などをお伝えしたのち、
スポーツにおけるSNSの重要性についても、私からけっこう熱く語ったと思います。
バンタンスポーツアカデミーでは、SNSの授業もあったのですが、
その成果がここでズバリ発揮されました。
すると、
「じゃぁ柏原さん、次はSNSマーケの部長と会ってみませんか？」
「ぜひお願いします！」
という流れに。
やりました！
一次面接突破！
次の二次面接では、
ソーシャルメディアマーケティング部の部長・リーダーの方2名とお会いすることに。
かっこいい雰囲気の男性2名。
NTTから来た僕には新鮮でした（笑）
なんとなくこんな感じ…。机に足は上げてないです！
お二人ともスポーツ好きということで
話が盛り上がりましたが
- 未経験とはいえ、基本的なビジネススキルがあるかどうか？
- 志望動機が明確で、きちんと説明できるか？
そんなこと見られていたような気がします。
時々、深い思考を探られるような質問もされました。
うわべっつらのセリフじゃないかを試されていたのだと思います。
入社後に
『トップリーグOBとは聞いていたけど、「オス！気合でなんでも頑張ります！」的な感じじゃなくてよかったよ～』
といったようなフィードバックを上司から受けました（笑）
そういったTHE 体育会的な素質が活きる業界もありますが、
ここにはマッチしなかったんですね。
このお二人には、入社後にものすごーーーくお世話になることとなります。
二次面接でも、その次の最終面接でも、
将来的にはスポーツの案件に関わりたい
ということを伝えました。
「うちスポーツの会社じゃないけど大丈夫？」
とは返されましたが、
将来的にもしチャンスがあればということで。
その時に向けて、スキルを身に付けておきたかったんです。
ただ、こうしてやりたい事を言い続けていたことが、のちに功を奏します。
その後無事に内定をいただき、
2015年7月から電通アイソバーで働くことになりました。
ついにやりました～！！！
振り返るとラグビーを引退してからは、こんな流れでした。
2012年 ラグビー戦力外通告。NTTComで必死に働く。
2013年 スポーツの仕事とは？セミナーなどで情報を集める。
2014年 バンタンでスポーツを軸にマーケティングを学ぶ。
2015年 転職先の内定。
戦力外通告から3年。
新しいステージのスタート地点に立つことができました。
本格的に転職活動を初めて、内定を頂くまで半年かかりました。
半年もかかってしまいました。
長かったし、ほんと疲れた…。
会社を抜け出すための調整が本当に大変で気疲れしましたが、
間違いなく行動に移してみてよかったです。
こうして違った環境を手に入れることができたので。
今はリモート面談が進んでいるし、そういった苦労は少なくなっていそうですね。
年収はどうなった？？
やりたい仕事に就けるからと言っても
大幅に生活水準を下げると、長くは続かないと思います。
例えば
「ラグビーの仕事ができるなら、年収半分になったってやります！」
と意気込んだって、長くて続いても2,3年じゃ無いでしょうか。
お金は大事だと思います。
と言いつつも、私の場合は…
年収を下げて転職しました！
具体的な金額は控えますが！
転職エージェントの方も交渉してくれましたが、
今回は未経験のポテンシャル採用となることから、
NTTほどの良い給与は難しいという回答。
ただ、
「現状の20%減までなら許容する」という基準を事前に自分の中で設定していて
今回はその範囲内だったので受け入れるとしました。
業界的にも稼げない領域じゃないし、
最初は少ししゃがんで、
どこかで大きくジャンプすればいいだろうと。
そのように見込んでいました。
結果、年収は入社してから今まで毎年上がっていますよ！
ありがたや…！！
入社してみて
NTTComでの引継ぎ業務、お世話になった方々への挨拶を終え、
年休消化がまったくできないまま、2015年6月にNTTComを退社。
バッタバタの引継ぎでしたが、
送別会も開いていただき、本当に感謝しています。
2015年7月から電通アイソバーに入社しまして、
ソーシャルメディアマーケティング部
に配属されることとなりました。
二次面接でお世話になったお二人がリーダーと部長を務める部署です。
部長も年上とはいえ若いのですが、リーダーは私と同い年！
たしか当時20名ほどの部署で、全体的に女性が多く、若い部署でした。
大半が年下のメンバーでしたが、その道のプロが揃っており
頼りになるチームでした。
当時の社員数は350名ほどだったと思います。
転職組が多い会社ということで
様々なキャリアを持った社員がいましたが、
実業団スポーツをやっていた社員は私だけだっだと思います！
業務内容は、
- SNSのアカウントを作ろうとしている企業の導入サポート
- すでにSNSを運用している企業のコンサル
- SNSの代理運用・分析
- SNSを使ったキャンペーン企画設計・運用
など。
最初の一年は、とにかくがむしゃらに吸収して働きました。
新しいことだらけで、面白かったですね。
担当したクライアントさんは、
ゲーム、飲料、教育、アパレル、家電、酒類など…
様々な業界を担当することができました。
そんな時、思ったより早くラグビー案件の話が訪れます。
当時は2015年…。2015年といえば…。
続く
