僕のしくじり 〜社会人編〜

ラグビーばかりに明け暮れていたこれまでの37年間を振り返って

あの時もっとこうしておけばよかった…

と思うところを書いています。

今回は社会人編。

高校編・大学編はこちらから

それでは本題に入ります。

ラグビーばかりしていた僕のしくじり ~社会人編~

NTTでの働き方しか考えていなかった

僕はNTT東日本に入社して

その後NTTコミュニケーションズに異動したわけですが、

NTTで定年までどのような仕事をしていくか

というマインドしかありませんでした。

・BtoC向けの事業に関わりたい

・映像系サービスを扱ってみたい など

NTTグループの外で働く事を全然想像したことが無くて

そもそも転職や独立なんて自分には無理だろう

そんなマインドが無意識のうちにあって

定年までの自分のキャリアを

NTTの中でしか考えたことが無かったのです。

しかしラグビーを引退してキャリアを考え直し

転職を含めた活動を始めた時に

見えてくる世界が一気に開けました。

その時の様子はこちらにも書いています。

海外旅行に行ったことが無かった

今ではすっかり海外旅行にハマって

これまで2度、1人ヨーロッパ旅行を経験しましたが

ラグビーを引退するまでまったく海外には興味が無く

日本から出たことがありませんでした。

現役中はいかに偏った人と会い、偏った情報に触れ、閉じた世界にいたかということを痛感します。

海外っていい意味で色んなショックを感じますし

そこから示唆が得られたりしますよね。

例えば僕は数年前にポーランドを訪れて

アウシュヴィッツの収容所(今は平和博物館)を見学して来ましたが、

それをきっかけに、世界史や宗教、民族について学び直しました。

ニューヨークの地下鉄の車両内で突然パフォーマンスを始めて

小銭を稼いでいる人なんかを目の当たりにすると

自分が普段気にしている他人の目という物が

どうでもよく思えてきたりします。

グランドキャニオンを見た時には

もう仕事なんでどうでもよくなりました笑

そんな五感で感じる刺激が

分厚くて深い人間性を作ってくれることにつながるんじゃないでしょうか。

学びを辞めてしまった

別に大学生の時に学んでいたか?と言われれば

自信を持ってイエスと答える自信はありませんが

社会人になってからは完全に学びをストップしてしまいました。

しいて何か学んでいたことを挙げるとすれば

会社の研修を受けていた程度でしょう。

社会人ラグビーの社員選手って

意外と時間があるんですよ。

引退して業務に忙殺されて初めて気が付きました。

午前中は仕事で、きちんとお昼であがって

午後はトレーニング

少し自主練してシャワーを浴びて食事をとっても

19時とかだったりするわけです。

それから家に帰ってネットサーフィンしたり

ゲームをしたり録画していたテレビを見たり。

この時間を本を読んだり

人にあったり、展覧会にでも行ったみたり

少しでも学びを得ようと何かをしていたら

また違った人生が待っていたかもしれません。

色々と振り返ってみましたが、

過ぎたことを悔やんでいてもどうしようもないわけです。

ですが、これらはラグビーを引退してから初めて気が付きました。

だったらこの経験や気づきが

今の若いアスリートの役に立てばと思い

このように記してみました。

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