アスリートの「夢中になった」経験は絶対に強い

アスリートのセカンドキャリアと言う議論がよく起こっていますが

今日はその件について。

以前こんな記事を書きましたが

今回改めて考え直してみました。

結論として頭に浮かんできたことは

何かに夢中になったことのある経験

なんじゃないかと。

アスリートならではの経験

世のアスリートは、その競技にどっぷり浸かっており

「夢中」になって取り組んできました。

より高いレベルを目指して

とことん突き詰めてきた経験があります。

それが何の役に立つのか。

競技レベル向上へのアプローチは人によって様々ですが

その経験が仕事をする上で活かされてきます。

例えば

・目標となる選手を設定してとにかく真似する

・とことん時間を費やして考える

・自分の弱点をカバーする方法を考える

・得意なプレーに磨きをかける

・集中力を高めるルーティーンがある

などなど。

実はこれは僕の現役時代のやり方の一部ですが

振り返ってみると

今までの仕事の中で、これらのアプローチを実践していました。

僕は30歳の時にNTTから電通グループへ転職し

新しい領域へ未経験からのチャレンジをしましたが、

無意識にこうした手法を取り入れながら

経験を積んでいきました。

チームスポーツですと、こんな経験もしていると思います。

・仲間の士気を高める

・仲間からの信頼を得る

・チームをまとめるビジョンを設定する

・リーダーを助ける

・自分の立場や役割を理解して行動する

これらも、チームとして仕事をしていく際に必要とされるスキルだったりします。

「夢中になる何か」がある人って、意外と少ないものです。

「なんとなく好き」といったレベルでは

上記に挙げたような

突き詰めた考えと行動は経験できません。

それを上達するには、どんなことをしたら上手くいくのか

何をしたら上手くいかないのか

そうしたことを経験しているアスリートだからこそ

競技以外にも夢中になれる何かを見つけたら強いと思うのです。

好きなことの見つけ方

競技以外への興味関心はどのように見つけたらいいのか?

https://twitter.com/genkashiwabara/status/1349301366309548033

以前こんなツイートをしました。

まさにこれだと思っています。

僕はそもそも高校時代に

「大ヒットする商品ってなんで売れるんだろう?」という

マーケティングへの興味の種っぽいものを持っていたのですが

大学に行ってその興味がすっかり失われたというか

頭の隅っこに追いやられて放置されていました。

スポーツだけやっていればいい、という雰囲気に完全に流されてしまっていたです。

30歳で転職を決意する時に

その忘れていた思いがむくむくと膨らんできました。

競技を続けながらだって

新しい発見を探したり

興味のあることを深ぼったりしてみたらいいんです。

スティーブ・ジョブズの言葉に

Connect The Dots

先を見通して点をつなぐことはできない。

振り返ってつなぐことしかできない。

だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。

何かを信じ続けることだ。

直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。

この手法が私を裏切ったことは一度もなく、

そして私の人生に大きな違いをもたらした。

2005年スタンフォード大学卒業式辞から抜粋

という言葉がありますが、

夢中になって取り組んでいる何かが

後で繋がって、役に立ったりするんです。

好きなことというのは

年齢や環境によって変わってくることもあるし

ふとしたきっかけで新しい興味と出会ったりします。

いま夢中になれるものがないという人は

新しい情報に触れることでそれが見えてくるはずです。

本屋に行って並んでいる本の表紙を眺めているだけでも

何かきっかけが掴めると思いますよ。

まとめ

何かに夢中になったことがある、夢中になっている

それがアスリートの強みと書きました。

とことん突き詰めて考えて

何が上手くいくのか。

何が上手くいかなかったのか。

自分で考えて取り組んで、失敗と成功を経験している。

競技以外にも

ハマれる何かを見つけた時、

アスリートは強さを発揮します。

夢中になれるものを探してみるのも

今興味があることを深掘りするのも

その過程が楽しいものですので

今から始めてみてはいかがでしょうか。

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