ラグビーワールドカップを観にフランスに行ってきた!ニース編

2023年9月に、ラグビーワールドカップが開催されているフランスに行ってきたので、その様子をご紹介します。

旅の目的

ラグビーの業務に従事していることから、この大会は絶対に現地で行くべき!と4年前から考えていました。フランスでのラグビー人気は高く、代表も優勝候補の一角。歴史もあります。そんな国に、世界中からラグビーファンが集まるわけです。

この熱気や雰囲気、街の様子を感じること、前回の日本大会と比較することが学びにつながると思っていました。

今回の目的地は、ニースとパリの2都市。ニースに4日、パリに5日間滞在しました。

今回はニースについてまとめています。

行きのフライト

羽田発のブリティッシュエアウェイズ。ヒースロー空港で乗り換えて、ニースに向かいました。

席はプレミアムエコノミーにしたのですが、エコノミーとの差はそんなに感じられなかった印象です。

しかも張り切って窓際の席を取ったのに、窓がない!そんなことあるの!?

とっても残念な旅の始まりとなりました。

窓が無い窓際席。

隣の人もほぼ立ち上がらず、トイレには1度しか行けない厳しい往路でした。。。

滞在地 ニース

ニースは、南フランス・地中海に面したリゾート地。ここでは、日本vsイングランドが行われます。

ニースの海岸沿い

空港に着くと、びっくりするほどたくさんのプライベートジェットが止まっていました。それだけ富裕層がこの街に来ているということです。

現地で、元同僚の村澤さんと合流。

この街のレストランは、なんといってもここ。

Chez Acchiardo(シェ・アッチャルド)

本物のニース料理が食べられます。日本のファミレスでも「ニース風サラダ」はよくありますが、ここでは本物です。使える素材が決まっており、茹で野菜は入っていないのが特徴です。

お店の雰囲気もよくとても人気で、オープンと同時に入ったことでテラス席を確保できました。

2022年にもこちらのお店を訪れており、1年ぶりの再訪となりました。

試合のチケット

チケットはなんとかなるだろうと完全に油断していたせいで、気がつけば公式での販売は全て終わっていました。

このままでは、OTA(JTBや東部トップツアーズなど)が手配するチケット付きツアーで参加するしかない状況。

しかしそれは行き帰りの便や日程が決まっていたり、ホテル代やチケット価格が高額だったりするのですが、仕方なく申し込むことに。

しかし、ワールドラグビーで働く友人から、余ったチケットを売ってもらうことができました。本当に助かった。

ワールドカップのチケットは、情報戦です。オーストラリア大会では気をつけよう。

vs イングランド

試合の会場はニースの中心地からトラムで30分ほどのところにあるスタジアム「アリアンツ・リヴィエラ」。

行きのトラムの駅では、夫婦のイングランド人男性から話しかけられました。

「僕のお母さんは日本人だから、今日はどっちも応援するよ」

トラムの駅。前の男性が話しかけて来てくれました。

トラムの中でも、隣の席に座ったイングランドファンとの会話を楽しみました。みんな優しい。

写真を撮ってたら勝手に入ってくるw

この日の試合には日本からも多くのスポンサーやゲストが招かれていたようで、電通時代の仲間や、吉田義人さん、以前のクライアントさん(大のラグビーファン)と会うことができました。

姫野選手や流選手のマネジメントしているヘイロースポーツの栗原さんとも。

栗原さん

席に着くと、偶然にも後ろにいたのは、2019年大会で一緒に仕事をしたワールドラグビーのケイティでした。とっても元気なイングランド出身の女性。ラグビー選手でもあります。

こんな感じで、懐かしい人と再会できる同窓会みたいなのが、ワールドカップの魅力の一つ。

圧倒的に数で勝るイングランドの応援に対して(特にスウィングローの大合唱はすごい)、日本の応援は「日本チャチャチャ」で対抗。僕の隣にいた、おそらく中立的な方も、面白がって一緒にやってましたね。

おバカな感じの人がいっぱいw
日本ファンもたくさん応援に来てました。
日本大会で採用された売り子システムは今大会でも
当然、ビールは売れまくる

試合には敗れましたが、とにかくたくさんの人に話しかけられました。「一緒に写真撮ろう」とか「今日は負けたけど内容は良かった」とか。世界の人たちはみんな、日本代表が好きなんですねー。

Good Luckは日本語だとなんて言うの?と聞かれる村澤さん

自チームを1番に応援するけど、2番目に応援したいのは日本だって人もたくさんいるとか。

海外で日本代表を応援する幸せ

南仏で働く元サッカー選手

ニースのお隣、グラースでパフューマー(香水を作る人)として働いているのが、増田湧介さん。

静岡出身で慶應大学サッカー部のOBです。様々な転機があって、フランスで香水の世界に生きています。

湧介さんについての、詳細な記事はこちらから

1年前に仕事を通じて出会い、ここで1年ぶりに再会。お元気そうで何より!イングランド戦も観戦されたそうです。

1番右が湧介さん

ちなみにこのレストランで食べたニョッキは、これまで食べたニョッキのなかで一番美味しかった…!

街の様子

ラグビーワールドカップといえば、世界中のラグビーファンがその国に集まり、街が装飾され、もう昼からビールを飲んじゃいたいような、そんな気分になりますが、ニースはこんな感じでした。

レストランで一際目立っていたおじさまがた
ニースではウェールズの試合があったので、赤い軍団をよく見かけました
日本語訳は「ようこそ」の方がいいよね
どーんと置かれたフォトスポット
ニース駅
街中に赤い軍団
ニースのコートダジュール空港のインフォメーション
ビーチではボールをパスして楽しむ人たち
オフィシャルストア
ファンゾーン。この大会ではラグビービレッジという呼び名に
ファンゾーンの中

美術館

アート大国フランスですが、ニースにも美術館がたくさん。

ワールドカップで滞在した際は、もちろん現地での観光も楽しみます。

こちらはマティス美術館。ニースの観光定番スポットで、各国のラグビーファンも、ラグビージャージを着て訪れていました。

マティス美術館

そして、シャガール美術館。ブルーのステンドグラスが本当に綺麗。

シャガール美術館

マセナ美術館。ニースの歴史に触れることができます。元々貴族の邸宅だったということもあり、内装は豪華絢爛。

マセナ美術館
昔のニース

中心部から少し離れた「ロザリオ礼拝堂」へは、UBERで移動。長い坂を登った丘の上の住宅地の中にあります。

マティスが最晩年に自身の集大成として手がけ、彼の最高傑作の一つともいわれる礼拝堂です。

ロザリオ礼拝堂

ここでも、ステンドグラスが綺麗でしたねー。中は撮影NG。

と、こんな感じでニースには4日間の滞在。

続いては列車でパリに移動します。

続く

Twitterでも発信しています