やめよう!「自分でやった方が早い」症候群

リーダーや幹事役なんかをしていて、

誰かに頼むより、自分がやっちゃった方が早い

という方、多いのではないでしょうか?

僕もそうでした。

以前このことを上司に

『「自分がやった方が早い」症候群にはなるなよ』

と言われたことがあって

自分がその症状に陥っていたことがあるのですが、

今日はその事について。

自分ばかりが頑張ると孤立しがち

誰かに仕事を頼むのって、

・これまでの経緯

・関わっている人たちについて

・仕事の目的

なんかを説明しないといけないわけで、

けっこう面倒くさいわけです。

だったら自分でやっちゃえ!

となりがちです。

僕はこれまで「くそ真面目」な性格もあって

子供の頃から

キャプテンだったり、リーダー役に祭り上げられることが多くありました。

決してリーダーシップがあったわけではないかったと思います…!

僕は、どうしても人に頼る事ができなくて

何かと自分一人でこなそうとして、

いっぱいいっぱいになることが多くありました。

そうなってしまったら最後、

リーダーシップは失われ、

中途半端な成果しか残してこれませんでした。

1人で頑張りすぎてはいけない…

そんなことも多くありましたが、

ここ数年で気がついたことがあります。

(気が付くの遅いなぁ)

それは

協力してくれる人を増やす

その人たちにとにかく手伝ってもらう

ということ。

これが重要だと気が付いて、実行してみて、

感じた点はこの3点です。

① 手が空くので考える時間ができる

いろんな作業を協力者に任せることで、

自分の時間ができます。

そこで、様々な作業の進捗を管理したり、

さらに次にやることや、

新しい取り組みなんかを考える時間ができます。

バタバタ忙しくしているリーダーより、

どっしり構えて先を見据えた判断ができるリーダーの方がいいですよね。

忙しいと心の余裕もなくなって、

イライラしてしまいがちですし。

② 協力者を参加者にすることができる

なにか新しいことをやろうとすると、

「手伝えることがあれば言ってね!」

という協力者が現れる事ってありますよね。

ありがたい話です。

しかし具体的に何かお願いしない限りは、

その人も何を手伝ったらいいかわからず

気が付くとスーッといなくなっていることがあります。

これ、何度も経験しましたし、見てきました。

ご好意を無駄にしてしまっているパターンです。

そういった協力者が表れた場合には、

僕はなるべく早く具体的に手伝ってほしいことを伝えて

一緒に動いてもらいます。

そうすると、その協力者も今度は参加者となり

さらにやる気が高まり、

心強い仲間となっていきます。

③ 参加者が増えていく

例えば僕が幹事役を務めた、中学校同窓会の話。

同窓会用のLINEグループを作ったのですが、

多くの友人の協力もあり、LINEグループに参加する同級生も

少しずつ増えて行きました。

最初は僕が幹事として多くの同級生を集めるべく、

そのLINEグループで何度も参加の呼びかけを行いました。

「同窓会、まだまだ参加者募集中です!」

「当日は〇〇先生も出席してくださることになりました!」

しかしある一定数を天井に、

呼びかけをしても一向に参加者が増えて行かない事態に直面。

LINEグループに人はいるものの

参加者数は増えていかない。

そこで僕は、この出席を募る呼びかけを他の協力者に依頼しました。

当時発言力のあった男子や、人気者だった女子など。

すると、僕が発言しても参加にならなかったメンバーが、

彼らの呼びかけによって徐々に増えてきたのです。

要は、幹事だけが盛り上がっている感を払しょくさせたのです。

個別での声掛けもしてもらうよう、色んな同級生お願いしました。

すると、

あいつが行くなら俺も行こうかな。

〇〇ちゃんが行くなら私も参加しやすいな。

そんな雰囲気が醸成されて

参加者がさらに増えて行きました。

味方を増やす

僕は明治大学ラグビー部で(部員は全員寮生活)、

「寮長」を4年生の時に勤めました。

要は、ラグビー部の風紀委員長です。

副寮長2名と合わせて3名で、

部員約90名の風紀を改善しようと試みました。

就寝時間や生活スタイル、寮の掃除など。

当時は部員の生活がだらしなく、それを改善したかったのです。

しかし、意気揚々と寮長を立候補したものの、部員の意識改革はできませんでした。

今思えば、これは

「自分でやった方が早い」症候群

が思いっきり症状として現れてしまった失敗例です。

副寮長もうまく巻き込めず、

規則作り、買い出し、呼びかけなど、なんでも自分でやりました。

今思えば、副寮長のみならず、

各部屋やフロア、学年に担当を設けるなどして、

もっと細かく多くの仲間に役割を持ってもらうべきでした。

仕事に限らず、

いろんな局面で僕たちは

チームで何かを推進してくことが求められることがあります。

父母会だったり、マンションの理事会だったり。

飲み会の幹事だったり。

そんな時に、

「自分でやった方が早い」症候群

をぐっと抑えると

物事がよい方向に進んでくれるかもしれません。

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