僕はこれまで様々な企業・団体の「SNS運用代行」を経験してきました。
「SNS運用代行」というのは、
企業のSNSを、彼らに代わって運用するサービスです。
例えば、
「SNSはよくわからないから、代理店に任せよう」
「何から始めたらいいのか。プロに相談しよう」
そんな理由から案件のご相談を頂けたりします。
発注をいただいた我々は、
SNSを活用する目的の整理から、体制構築、方針設定、ガイドライン作成、
コミュニケーションプランの策定などといった事前準備から、
撮影、画像動画編集、ライティング、投稿代行、分析といった
日々の運用作業を行います。
プロの目線でPDCAを回しながら、少しでも高い運用成果を残すべく
毎日取り組んでいきます。
こうした業務を5年ほど経験してきて
自社・自分で運用できることの強み
を強く感じています。
プロの代理店と比べて多少知識が無くとも、
経験が少なくとも、
自分でSNSを運用できた方が高い成果を期待できます。
実際は、企業側にはそんな時間も人もいないので、
リソース不足という観点から外注で回すというのが実態です。
(我々代理店側にとってはありがたい話です)
しかし、自分たちで運用できることのメリットとしては、こういった事が挙げられます。
① 文章に想いを乗せられる
SNSで書く文章を書く際、
そのサービスや商品へのこだわり、アピールポイント、苦労した経験など、
その想いが強ければ強いほど、その気持ちを込めた文章を
時間をかけて作りたいですよね。
もちろん代理店でもその想いをヒアリングして書くことができるとはいえ、
当事者の文章に勝るものはありません。
② スピード感が違う
その瞬間にホットな話題に乗っかっていく事が
フォロワー以外への露出につなげることのコツの一つです。
どうしても外注先の運用ですと、
①話題を発見→ ②投稿作成→ ③お客様確認→ ④お客様承認→ ⑤投稿
というフローの③④が遅延の原因となり
お客様承認(投稿してもいいよという承認)が取れたころには
話題が落ち着いてしまっている…
ということがあります。
これも、自社で運用ができることで解消できます。
③ 夜間の運用が不十分
人々がSNSを活発に使いだすのは、
夜18時以降、夜21時以降などと言われています。
いずれにしても、夜です。
この時間帯に投稿することが、多くに人の目に触れることにつながります。
例えばこの夜の時間帯に、代理店の担当者が
最適な投稿案を思いついたり、
自然発生的に起きたファンの行動に反応したり、
そうした時でも、基本はお客様確認が無いと
投稿ができません。
しかしすでにお客様の営業時間外。
連絡しようにも連絡がつかない、また、どうしても営業時間外に
連絡することに気が引けてしまいます。
結局その投稿は実現せず…。
などなど。
他にも、代理店への指示出し、情報共有、素材提供、投稿確認など、
本来は楽をするはずの「運用代行」のスタイルであっても、
お客様のリソースは奪われていきます。
こうした理由から、SNSを自社で運用できることは強みになります。
ここにプロがパートナーとしてついた時
さらに力が増幅されます。
自分たちで運用しつつも、改善点をアドバイスしてもらえる。
迷った時に相談できる。
そんなパートナーをぜひ見つけて下さい。
もちろん、現状と照らし合わせて
運用代行というスタイルが合うのであれば
その中で成果を高めていく方法も間違いではありません。